奇妙な日々の投稿

@EveryDay_0618

4月29日 昭和の日の祝祭 空は昭和の頃のような、やけに濃い橙色に染まり、街中に「君が代」の逆再生が響いている。 祝日だというのに外には誰もいないが、公園の遊具だけが生き物のように激しく揺れていた。 近所の老婆が、真っ黒な瞳で「あの方はもうすぐお戻りになるわ」と、排気口に向かって拝んでいる。 ふと鏡を見ると、僕の顔から目鼻が消え、代わりに当時の記念切手がびっしりと貼り付いていた。